地球上に降り注ぐ太陽エネルギーを すべて変換・利用できると、
実はたった1時間で世界中の約1年分のエネルギーを まかなうことができる
※参考文献
佐藤勝昭(2011)『「太陽電池」のキホン (イチバンやさしい理工系シリーズ) 』,SBクリエイティブ株式会社
一般財団法人日本原子力文化財団(2016)『「原子力・エネルギー」図面集 2016』
地球が1秒間に、太陽光から受け取るエネルギー量は175,000TJ(テラジュール)になり、1年間では5.52×1024Jのエネルギーを受け取っていることになります。このうち、約30%程度が宇宙に反射されてしまいますので、実際に地球が受け取っているエネルギーは3.86×1024Jにもなります。このエネルギーを石油に換算すると、年間約100兆トン分にもなります。2015年の世界のエネルギー消費量は石油換算で131.5億トンです。もし地球上に降り注ぐ太陽エネルギーをすべて変換・利用することができれば、1時間程度で世界中の約1年分のエネルギーをまかなうことができるということになります。