株式会社エクソル(代表取締役社長:鈴木 伸一、本社:東京都港区、以下、エクソル)が愛知県新城市八束穂区内の太陽光発電事業計画について、八束穂区とエクソルが、おおよそ半年に及び協議を重ねた結果、協定書を2024年4月1日に締結し、地域の総意として太陽光発電所の建設にご賛同いただき、太陽光発電所の建設が決まりましたことを、2024年4月16日付けプレスリリースでご報告させていただきました。
この度、2024年11月末に太陽光発電所の建設が完了いたしましたことを報告いたします。
地域の皆さまをはじめ、今回の事業に対しご意見やご懸念をお寄せいただいた方々や工事にご協力いただきました方々には、改めて感謝を申し上げます。皆さまの大切なお気持ちを十分に受け止めながら、今後も地域の皆さまに安心していただけるよう事業運営を行ってまいります。
太陽光発電所の概要
太陽光パネル容量:102.3kW(パワーコンディショナ容量49kW)
敷地面積:1,704㎡
発電所敷地内の写真
発電所敷地外からの写真。手前のスペースが「事業の余剰地は馬防策等の観光ガイドおよび駐車場用地として使用する」という協定書の内容に則したスペースです。
地区内で停電が発生した場合などに、非常用電源として使用できるコンセントを設置しています。
馬防柵からの眺望①
※太陽光発電所は写真中央右奥。煙は近隣のたき火による影響です。
馬防柵からの眺望②
※太陽光発電所は写真右端
太陽光発電事業の決定に至る背景と経緯について
本件は事業用地が「長篠の合戦の跡地」という古跡に属し、馬防柵の復元場所にも近いため、歴史的な背景や景観の観点から、地域住民等で構成される「設楽原をまもる会」をはじめ、太陽光発電の建設に反対する声が挙がっていました。そのためエクソルは、2023年10月5日に住民説明会を開催し、エクソル代表取締役社長 鈴木より、エクソルには計画を無理やり推し進める意思はなく、太陽光発電所が地域に必要かどうか、地域の皆さまの総意に従いたいことをお伝えしました。住民説明会終了後、八束穂区がエクソルに、地域の事情を踏まえて太陽光発電所の建設について考えるために、協定書の草案を作成することを提案され、2023年11月に完成しました。
八束穂区とエクソルは、草案を基におおよそ半年に及ぶ継続的な協議を実施いたしました。同時に八束穂区は「設楽原をまもる会」とも話し合いを継続された結果、「設楽原をまもる会」が、本件に関しては八束穂区に一任されました。
2024年4月に協定書の締結が完了し、太陽光発電所の建設を進めることが決まりました。
協定書の内容について
八束穂区とともに作成した協定書には、【周辺環境の保護及び景観の保全】や【地域への貢献】といった内容が記載されています。
具体的には、「フェンスの色彩や外観を馬防柵側からの眺望に配慮し、景観に調和する」、「災害等によって地区内で停電が発生した場合、非常用電源として電力を供給する」ということや、「事業の余剰地は馬防策等の観光ガイドおよび駐車場用地として使用する」といった住民説明会でのご意見も踏まえた内容となっています。
エクソルの「太陽光発電の地域との共生・共創」に向けた取り組みについて
エクソルは、2001年の設立以来「太陽光発電の総合企業」として全国で事業を展開しています。一般社団法人太陽光発電協会(JPEA)の理事会社を務め、JPEAが組織する「地域共創エネルギー推進委員会」には委員長会社として参画しています。
地域共創エネルギー推進委員会では、地域に寄り添い、地域と共に創る太陽光発電のあり方を検討しています。検討内容を踏まえて、業界全体として地域との共生・共創を前提とした事業に取り組んでいくための働きかけや、経済産業省、環境省、各自治体への提言などの活動を精力的に行っています。
エクソルは本件について、「太陽光発電は、災害等のレジリエンスやエネルギーの地産地消を含め、本来は地域の方々にこそ求められ、地域の方々に貢献するものである」という地域共創エネルギー推進委員会の理念を前提に対応してまいります。
参考:一般社団法人太陽光発電協会「地域共生・共創のための太陽光発電所チェックリスト」
https://www.jpea.gr.jp/document/handout/chiiki_checklist/
参考:一般社団法人太陽光発電協会「組織・主な活動」
https://www.jpea.gr.jp/profile/activities/
報道用資料および参考情報
愛知県新城市八束穂区内におけるエクソルの 太陽光発電事業計画に関する決定と今後について(PDF:497KB)
2024年4月16日:愛知県新城市八束穂区内におけるエクソルの太陽光発電事業計画に関する決定と今後について