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ニュース 従来製品より約26%軽い太陽光パネル
「XLN120-485S【軽量型】」を販売開始
2024年2月15日 プレスリリース

従来製品より約26%軽い太陽光パネル
「XLN120-485S【軽量型】」を販売開始

太陽光発電システムの設計・建設・メンテナンスを全国に提供する株式会社エクソル(代表取締役社長:鈴木 伸一、本社:京都市中京区)では、通常の太陽光パネルと比較して約26%質量を軽くすることで、従来は設置できなかった屋根の上にも設置できる「XLN120-485S【軽量型】」を開発し、販売を開始いたします。

 

1.本製品の開発及び販売の背景と狙い

積載荷重が少なく、屋根の上に太陽光パネルを設置できない事例が増加

近年、法人や自治体において、カーボンニュートラルを目指した取り組みが進んでいます。そのために、所有する建物の屋根上に太陽光パネルを設置し、発電した電気を自らが消費する「自家消費型太陽光発電システム」が加速的に普及しています。

しかし、倉庫や工場などに多い鉄骨造の建物では、設計する上で屋根の上に何かを載せることを想定しないため積載荷重が少ないので、太陽光パネルを屋根上に設置することが出来ず、太陽光発電システムの導入を諦めざるを得ないケースが散見されます。

国土交通省が実施した「法人建物調査」によると全国の法人が所有する建物の56.3%が鉄骨造です。今後、自家消費型太陽光発電システムの普及がより一層と進む中で、このようなケースがさらに増えると考えられます

(参考)政府統計の総合窓口「法人建物調査」(https://www.e-stat.go.jp/statistics/00600480)

 

傾斜が緩やかな屋根上の太陽光パネルは汚れが流れにくく、発電量低下の原因に

太陽光パネルは屋外に設置されるため、年月が経つとフレームのわずかな段差にホコリなどの汚れが蓄積します。建物の屋根上に設置される太陽光パネルは、屋根に合わせた傾斜で設置されるため、蓄積した汚れが雨水などでも流れ落ちにくくなっています。このようにして太陽光パネル表面に蓄積した汚れは、発電量低下の原因になることがあります。

 

2.本製品のメリット

屋根の負担を減らし、従来は設置できなかった建物にも設置できるようになる

本製品の質量は17.8kgとなっており、同型サイズ太陽光パネルと比較すると約26%軽いので、屋根に掛かる1㎡あたりの荷重が約11.2kg/㎡ から約8.2kg/㎡にまで軽減されます。これにより、建設した段階では太陽光パネルを設置することを想定していなかった建物や、鉄骨造の建物にも太陽光パネルを載せることができるようになります。

 

雨水を利用して太陽光パネル表面の汚れを落とし、長期間安定的な発電を実現

太陽光パネルにはフレームにわずかな段差があり、そこに汚れが蓄積して発電量が低下する原因になることがあります。本製品はフレームの角に切れ込みを入れる「水切り加工」により、雨水とともにパネルの表面に付着した汚れを流し、長期間安定的な発電を実現します。

最新のN型セルを採用し、高い発電パフォーマンスを実現

N型セルは日射が弱い低照度のパフォーマンスが高い、高温環境に強い、という特長があり、高い発電パフォーマンスを実現します。

 

3.今後の展開

太陽光発電システムを設置する企業・自治体は、増え続けています。当社では、「設置できない」を「設置できる」に変え、太陽光発電システムの導入をスムーズに行えるような製品・サービスを提供いたします。これにより、すべての建物に太陽光発電を導入する「全棟搭載」の実現を目指してまいります。

 

報道用資料

従来製品より約26%軽い太陽光パネル「XLN120-485S【軽量型】」を販売開始 低勾配が原因で蓄積するパネル表面の汚れを「水切り加工」で解消(PDF:903KB)