太陽光発電システムの設計・建設・メンテナンスを全国に提供する株式会社エクソル(代表取締役社長:鈴木 伸一、本社:京都市中京区)では、全国的に電力需給のひっ迫が懸念され、電気料金の値上げも顕著になった2022年6月から2023年4月末において、住宅用太陽光発電システムの売り上げ件数が前年と比較して約20%増加しています。
7年ぶりの節電要請、値上がりを続ける電気代、電気を巡る状況が一変
電気をめぐる状況が目まぐるしく変化した2022年度。2022年6月には、政府が「電力需給ひっ迫注意報」を発令し、7年ぶりとなる節電要請が行われました。また、ロシアによるウクライナ侵攻などの影響により世界のエネルギー情勢が不安定になり燃料費が高騰していることなどから電気代は値上がりを続け、ついに東京電力をはじめ大手電力会社7社が規制料金の値上げ申請を行いました。その結果、政府は標準的な家庭で14~42%の値上げを了承し、6月1日から電気料金が値上がりするという状況です。
政府の支援策も9月までの時限的なものとなっていることから、値上がりを続ける電気料金への対応は、各家庭にとって切実な問題となっています。
住宅用太陽光発電システムの売上件数が前年比約20%増、蓄電池は約2.5倍
そんな中、20年以上住宅用太陽光発電システムの販売施工を行い、全国にあらゆる規模の太陽光発電システムを提供する当社では、住宅太陽光発電システムの2022年6月~2023年4月末の売り上げ件数が、前年比約20%増と急増しています。また、太陽光発電システムと併設する蓄電池の同期間の売り上げ台数も、前年比約2.5倍と急増しています。
設置の理由としては、「値上がりを続ける電気代への対応」、それに加えて「万が一の時の防災目的」という方が多くなっています。実際にご自宅に設置された方からは「電気代が安くなるだけでなく、2年ほど前に停電で不便で不安な思いをしたが、太陽光発電があれば安心」、「電気代を気にすることなく、子どものためにエアコンをかけたりお風呂を沸かしたりできて、子育ての環境も良くなった」といった声をいただいています。
東京ガスとの協業「ずっともソーラー」など、初期費用0円モデルが好評
当社では、例えば、設置に係る初期費用をすぐに用意できない方でも、屋根が狭くて太陽光パネルを載せるのが難しい方でも、太陽光発電システムの設置をご検討いただけるサービスや製品をご提案しています。
その一つが初期費用0円で太陽光発電システムを設置できる「初期費用0円モデル」です。東京ガス株式会社(代表執行役社長:笹山 晋一、本社:東京都港区)が提供する「ずっともソーラー(フラットプラン)」においては、2022年より協業してサービスを提供しています。初期費用0円で太陽光発電システムを設置したお客さまは、割安な定額料金を東京ガスに支払う代わりに、発電した電気を使用できます。10年間の契約期間終了後は、太陽光発電システムで発電したすべての電気を自由にできるので、余った電気を売ることもできます。さらに、蓄電池、ハイブリッド給湯器、エコキュートなども、太陽光発電システムと合わせて同サービスのオプションとして初期費用0円で設置できます。
また、当社オリジナルの住宅向け太陽光パネル「VOLTURBO」は、屋根が狭い、屋根の形が複雑といった理由で設置できなかった住宅にも設置できる製品です。従来の太陽光パネルでは太陽光発電システムを稼働させるために、少なくとも4枚設置する必要があります。そのため、複雑な形の屋根や狭い屋根には設置できず、諦めざるを得ないというケースがありましたが、「VOLTURBO」なら最少2枚から設置でき、サイズもコンパクトなので、そういった屋根にも効率的に設置できます。
今後の展開
値上がりを続ける電気代への対応といったユーザーのニーズに加えて、東京都や神奈川県川崎市の新築住宅への太陽光発電システム設置義務化もあり、ハウスメーカー・ビルダーにおいても、太陽光発電システムだけでなく蓄電池も含めて設置していこうとする動きが、加速しています。
当社では、これまでの「太陽光発電=高額なもの、広い屋根が必要なもの」という常識を覆し、太陽光発電システムや蓄電池をトイレ・バス・キッチンのように「暮らしの当たり前に」していくことを目指していきます。
報道用資料
エクソルの住宅太陽光発電システムの売上が前年比約20%増
電気代上昇などでニーズが急増、初期費用0円モデルも好評(PDF:471 KB)